こんにちは、みおたです。
前回に続き投資を始めようと思っている方へ、今回はミドルリスクの投資について説明したいと思います。それぞれの投資について少しでも分かりやすく説明するとともに、メリット・デメリットについても書いていきます。
投資信託
投資信託とは、複数の投資家から集めたお金をまとめ、それを資金として運用の専門家が投資・運用を行い、投資家に分配する金融商品のことです。
運用の専門家は、集めた資金を債券や株式、不動産などに分散して運用します。投資家は、運用を委託する商品と投資する額を選び、運用そのものは専門家に任せるため、専門的な投資の知識がなくても資産運用をすることができます。
〈メリット〉
・プロに運用を任せられる
・分散投資ができ、リスクを抑えられる
・少額から投資することができる
・自分の方針にあった商品を選べる。
〈デメリット〉
・元本割れする可能性がある。
・手数料がかかる
REIT(不動産投資信託)
REIT「リート」(不動産投資信託)とは、投資家から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資家に配当する商品です。投資家はREITを通じて間接的に様々な不動産のオーナーになるということです。上記の「投資信託」で説明した不動産限定の投資信託バージョンになります。
〈メリット〉
・配当がある
・少額から投資ができる
・証券市場で自由な売買が可能
・分散投資ができる
〈デメリット〉
・配当控除の対象外
・運用会社の倒産の可能性がある
・災害リスクがある
・相場の変動がある
株式投資
株式投資とは、投資家が株式会社から株式を買うことで、その企業のオーナーの一人になることができます。この資金は企業へ出資したということとなり、企業を金銭面で応援することになります。企業は発行した株式を買ってもらうことで、企業の資金調達になる仕組みです。また、株式の買い方は主に2つあり、1つ目は証券会社の店舗へ電話や店舗に直接行って注文をする方法です。2つ目は、ネットで自分の証券口座にアクセスして注文をします。ちなみに店舗を通して注文すると手数料が高くなります。なぜかというと、プロの営業マンから情報をもらうためその分の人件費が上乗せされます。ネット証券で株式投資をする場合、自分で情報を集めるため手数料を安く抑えられます。
〈メリット〉
・銘柄によって株主優待がある。
・配当金がある。
・値上がりした際、利益がある。
〈デメリット〉
・銘柄選びが大変。
・政治や経済の状況で暴落する可能性がある。
・投資額が比較的高い。
・流動性リスクがある。(売りたい時に売れない)
iDeCo
iDeCoとは「個人型確定拠出年金」のことでindividual-type Defined Contribution pension planから付けられた愛称です。これは国が始めた老後資金を作るための年金制度です。iDeCoは自分が拠出した掛け金を、自分で選んだ商品で長期にわたって運用することで、老後資金を効率的に準備できるしくみとしてつくられました。iDeCoの加入者は、まず毎月一定の掛け金を積み立て(掛け金を拠出し)、運用商品のラインナップから好きなものを選び運用します。そして60歳以降に、運用して得た利益分を含む金額(資産)を、年金または一時金として受け取ります。また、自分の従事している職業によって掛け金の額が変わるため、各々で運用できる額が変わってきます。
〈メリット〉
・積み立てた掛け金が全額所得控除
・運用益が非課税
・積み立てたお金を受け取る時に控除が使える。
・月5000円から始められる。
〈デメリット〉
・原則60歳まで引き出せない。
・運用で損をする可能性がある。
・加入時・運用時に手数料がかかる。
・投資の上限額が決まっている。
不動産投資
不動産投資とは、簡単に言えば「大家」になることです。つまり、何らかの不動産を購入し、第三者に貸し出して家賃を利益として受け取る投資方法です。例として区分マンション、戸建て、アパート、一棟ビルなどがあり、それぞれでメリットやデメリットがあります。また、目的によって手法が多岐にわたるため資金のやりくりやリフォームなどの知識を身につける場合があります。
〈メリット〉
・銀行から融資を受けられる。
・節税効果がある。
・生命保険、死亡保険として活用できる。
・相続対策になる。
〈デメリット〉
・初期費用が必要
・空室リスク
・ランニングコストがかかる。
・金利リスク
・天災リスク
以上がミドルリスクの投資の種類とそれぞれのメリット・デメリットを解説しました。ざっくりとではありますが、ある程度の概要を把握することで自分にあった投資を始めるきっかけとしての説明です。後々こちらの記事で説明した投資の種類についても、さらに深く書いていこうと思います。
以上、みおたでした。