こんにちは、みおたです。
最近は新型コロナウイルスの影響を受けて、副業や投資についての話題を多く見かけることが増えてきました。その理由として、将来何があるか分からない恐怖や会社だけに頼った収入では不安定で、いつ業績が傾いてリストラの対象になってしまってもおかしくない懸念があるからです。そういった将来への不安から、資産を老後のために蓄えておくためにも、資産形成や資産運用といった言葉を見かける機会が増えたのでしょう。
しかしながら、資産形成と資産運用の言葉の意味が同じように解釈されている人も多く見かけるため、それぞれの違いについて解説したいと思います。
資産形成
資産形成とは、簡単に言うと0から資産を築いていくことです。例えば、会社で働いている人は毎月の給料を少しづつ貯金していくことで確実に資産が増えていきます。いわゆる労働収入が資産形成の主な基盤にあたり、この資産が主に資産運用での種銭になるわけです。種銭の金額によって、後に説明する資産運用に大きな影響を与えるため決して軽視してはいけないところです。むしろ資産形成でいかに大きな資産を築くかによって、資産運用で安全に増やしていけるかまで決めてしまえます。
資産運用
資産運用とは、資産形成によって積み上げた資産を投資して増やしていくことです。例えば、株や債券を購入してその値上がり益や配当、利率により資産を増やしていくことであり、いわゆる不労所得になります。資産運用で最も大切なことは、生活防衛資金まで運用資金に入れないことです。必ずしも資産運用は利益を生むとは限らず、資産運用はあくまで無くなっても生活に困らない程度の資金を残しておいてください。
ちなみに生活防衛資金とは、収入が突然無くなっても生活していける資金のことで、会社員だったら半年〜一年分、自営業だったら1年半〜2年分の資金を用意しておくと安心でしょう。具体的な金額を把握するには生活水準が人それぞれ違うため、まずは日々の支出を計算します。ここでいう支出とは、家賃や光熱費などの生きていくうえで必ず支払う金額のことであり、日々の支出を見直す機会でもあるため資産形成にも役立ちます。
そして資産運用の大きな利点は、運用額が大きければ大きいほど資産が増えやすくなります。例えば、100万円を年利3%で運用したとすると1年間でプラス3万円の利益になります。一方で1000万円で年利3%で運用した場合、1年間でプラス30万円の利益となるからです。もし1000万円をもっと安全に運用したくて年利1%で運用したいと思っても、1年間で10万円の利益となりますから低リスクで安全に資産を増やしていけます。
まとめ
以上が資産形成と資産運用の違いについての説明になります。まずは資産形成から始め、徐々に資産運用に移行していくのが王道でしょう。資産運用で利益を産み出すために、資産形成で種銭を作ることが重要で、むしろ資産形成がうまくいくだけで8割成功したといっても過言ではありません。資産を増やすために仕事はもちろん、浪費や固定費の削減に意識を向けることでよりはやく結果が出てきそうですね。
以上、みおたでした。