【夫婦で共有したい】子育て観のすり合わせノート 価値観のズレを防ぐ5つのヒント
はじめに|“子育ての方針”を話し合えていますか?
妊娠中〜育児が始まると、「やることリスト」や「買うものリスト」ばかりに気を取られがちですが、
それ以上に大切なのが、夫婦の“子育て観”のすり合わせです。
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「泣いたらすぐ抱っこする?しない?」
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「お金の使い方、教育方針はどう考える?」
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「理想の父親・母親像って、お互いどう思ってる?」
こうした価値観の違いを放っておくと、育児が始まったあとにケンカの火種になることも。
今回は、プレパパの僕が実際に妻と話し合ってよかったこと、
そして育児方針をすり合わせるための5つのヒントをご紹介します。
なぜ“子育て観のすり合わせ”が必要なのか?
育児は**「正解がない世界」**。
だからこそ、それぞれの価値観の違いが浮き彫りになりやすい。
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片方は「泣いたら抱っこ派」でも、もう片方は「少し様子を見たい派」
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片方は「子どもの意見を尊重したい」でも、もう片方は「きちんとしつけたい」
お互いの考えがズレたまま育児に突入すると、イライラやモヤモヤが蓄積し、
夫婦のすれ違い、産後クライシスにもつながります。
だからこそ、“今”のうちに、すり合わせノートを作っておくことが大切なんです。
STEP1|「子育てのゴールって何だろう?」を話してみる
いきなり細かいことを話すよりも、まずは**子育ての「目的」や「ゴール」**から共有してみましょう。
わが家の実例:
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子どもにどんな風に育ってほしい?
例)自分の気持ちを言える子/人を大切にする子/失敗を恐れない子 -
子育てを通して、どんな家庭をつくっていきたい?
例)笑いが多い家/怒鳴らない家/夫婦が対等な家
🎤 ワーク:2人で「こんな家庭にしたいね」と言語化して書き出してみる
このステップは、今後判断に迷ったときの「共通の軸」になります。
STEP2|「理想の父親像・母親像」をすり合わせる
育児における**“役割のイメージ”**も、意外と食い違っていることがあります。
話し合ってよかったこと:
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父親にはどんなことをしてほしい?
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母親に求めることってある?
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自分が育った家庭のイメージってどうだった?
「自分の親を基準にしがち」なので、まずは相手の背景を理解することが大切。
例:
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妻 → 母親が家事育児をすべてやっていたから、自分もそれが普通と思っていた
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僕 → 共働き家庭で、父が積極的に家事をしていたのが当たり前だった
→話してみると、「そもそもの前提が違った」ことに気づけて、変に責め合うことも減りました。
STEP3|具体的な育児シーンで方針をすり合わせる
ここでは、具体的な子育てシチュエーションごとに意見をすり合わせていきます。
例:チェックリスト形式ですり合わせたテーマ
テーマ | 話した内容 |
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泣いたときの対応 | 抱っこ?声かけ?放っておく? |
寝かしつけのスタイル | 添い寝?一人で寝かせたい? |
離乳食の方針 | 手作り派?市販も使う? |
育児の分担 | 夫婦の役割・得意不得意の把握 |
子どもへの叱り方 | 怒鳴らない?ルールはどうする? |
習い事や教育方針 | 幼児教育どう考える? |
✅ ポイント:正解を出すことより、“意見の違いを知る”ことが目的!
ノートや共有アプリに残しておくと、見返しもしやすいです。
STEP4|「理想」と「現実」のギャップを許容する
話し合いをしていても、理想通りにいかないのが育児の現実。
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夜泣きにイライラしてしまった
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頑張ろうと思ってたけど疲れて寝てしまった
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ご飯は手作りしたかったけど、レトルトに頼った
こんなとき、相手が責めたり期待を押し付けたりすると、一気にギスギスします。
だからこそ、話し合いの最後に以下を確認しておくと安心:
「できない日があっても、責めないようにしようね」
「理想通りじゃなくても、続けていくことを大事にしよう」
STEP5|「すれ違ったときの対応ルール」も決めておく
どんなに話し合っても、ズレる日は来ます。
そんなときのために、“仲直りルール”を決めておくのがおすすめです。
我が家のルール(例):
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ケンカしても、翌日には謝る
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感情的になりそうなときは一旦距離を取ってもOK
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相手の気持ちを1回は書き出して読む
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「ありがとう」は毎日1回言う
「すれ違いは起こるもの」と想定しておくことで、心に余裕ができます。
おすすめの共有ツール|夫婦で“見える化”するとラクになる
すり合わせノートは、スマホで共有しておくと便利です。
使ってよかった共有アプリ:
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LINEのノート機能:チャットの延長で気軽に記録
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Googleドキュメント:PCでもスマホでも編集可
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Notion・Evernote:見やすいレイアウトで長期管理に◎
📝 おすすめ記入項目
子育てのゴール
理想の家庭像
育児方針チェックリスト
お互いへのお願い事リスト
ケンカしないルール
まとめ|子育て観の共有は、育児を“共に楽しむ”ための準備
子どもが生まれると、生活は一変します。
でも、価値観を共有し合っておくことで、夫婦はより強いチームになれると感じました。
すり合わせること=“意見を一致させる”ことではなく、
**“違いを認め合って一緒に育てていく準備”**なのだと思います。