プレパパの両親学級体験レポ|夫婦で参加してよかったこと
はじめに|「両親学級って、パパも行くべき?」
2025年夏に第一子を迎える30歳プレパパです。
妊娠がわかったとき、「とにかく嬉しい!」という気持ちの一方で、僕の中にはこんな不安もありました。
「自分に父親なんて務まるのかな」
「何を準備すればいいんだろう…」
そんなときに妻から「今度、市の両親学級に一緒に行ってみない?」と誘われました。
最初は正直、
「それってママ向けのやつじゃないの?」
と思っていたのですが、参加してみると目からウロコの連続。
今回は、プレパパ目線でのリアルな両親学級の体験レポートをお届けします。
夫婦で参加してよかったこと、気づき、持ち帰ったことなど、これから参加を検討している方の参考になればうれしいです。
参加したのは「自治体の無料プログラム」
僕たちが参加したのは、神奈川県内の自治体が主催する両親学級。
内容はざっくり以下のようなものでした。
📌 前半の内容(座学中心)
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妊娠・出産の基礎知識
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お産の流れと母体の変化
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妊娠期に注意する生活習慣
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産後うつ・産後ケアの話
📌 後半の内容(実技中心)
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赤ちゃんの抱っこ・おむつ替え体験
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沐浴指導
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妊婦体験ジャケット
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夫婦でのコミュニケーションワーク
参加者は10組ほど。半分以上のパパさんが一緒に来ていて、僕のように「パパ初心者」っぽい人も多数。
「ちょっと安心したな」というのが正直な第一印象でした。
行ってよかったこと①|妊娠・出産の全体像が見えた
これまでなんとなく「妊娠=赤ちゃんが大きくなる」くらいの知識しかなかった僕。
実際の両親学級で、お産がどれだけ壮絶なものなのか、どれだけママの体と心が変化するのかを学び、正直かなり衝撃を受けました。
例えば…
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子宮が5倍以上に大きくなること
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出産に平均12時間以上かかること
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ホルモンの影響で情緒不安定になりやすいこと
教科書的な知識というより、助産師さんが自分の言葉で語ってくれることが大きかったです。
パワポでは伝わらない、リアルな感情や現場のエピソードが胸に刺さりました。
行ってよかったこと②|実技体験で“育児のイメージ”が湧いた
2回目の実技講座では、沐浴・抱っこ・おむつ替えを実際に体験。
最初はぎこちなかった僕も、助産師さんのアドバイスを受けながら、少しずつ手が慣れてきて…
「あ、こうやって首を支えるのか」
「これなら自分でもできそう」
と少しずつ**「赤ちゃんのお世話=自分ごと」**になってきた感覚がありました。
特に「妊婦体験ジャケット」(7kgの重りがついたベスト)を着てみたとき、
階段も狭い椅子も、思うように動けずびっくり。
妻が普段どれだけ大変なのか、少しだけ体感できた気がします。
この体験があってから、「重いものはなるべく自分が持とう」「掃除は率先してやろう」という意識が自然と芽生えました。
行ってよかったこと③|夫婦で出産後の話し合いができた
講座の後半では、「産後の生活をどうするか」「夫婦での協力体制」について話す時間がありました。
この時間が、想像以上に貴重でした。
お題としては、
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どちらがどれくらい育休を取る?
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夜泣きや夜間授乳のサポートはどうする?
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家事分担はどう考えてる?
など。
今までは「なんとなく考えておけばいいかな」と思っていたことを、ちゃんと夫婦で言葉にする時間になりました。
帰り道、妻に「今日いろいろ話せてよかったね」と言われたのが印象的でした。
行ってよかったこと④|“自分だけじゃない”と思えた
講座中に助産師さんが言ってくれたひと言。
「不安なのは、ママだけじゃなくて、パパも一緒です。わからないことを“わからないまま”にしないことが大事です。」
これがすごく救われました。
周りのパパたちも、沐浴で手が震えていたし、おむつ替えもオロオロしていた(笑)
でも、それでいいんだなと思えた。
「自分だけが不安なわけじゃない」と知れるのも、両親学級の大きな価値だと思います。
参加をおすすめしたい理由|“学び”より“心構え”が大きい
正直、両親学級で教わる内容って、ネットやYouTubeでも学べるんですよね。
でも、それでも行くべきだと思ったのは、
「妊娠・出産・育児は、夫婦ふたりで向き合うもの」
という覚悟と共通認識が持てるから。
**家で動画を見るだけでは得られない“臨場感”と“実感”**が、現場にはありました。
こんな人におすすめ
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出産準備を何から始めればいいかわからないプレパパ
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妻ともっと気持ちを共有したいけど、何を話せばいいかわからない人
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育児に「関わりたい気持ちはあるけど、どう関わっていいかわからない」人
両親学級は、そんな不安やもやもやを「行動に変えるきっかけ」になると思います。
参加するには?|調べ方とポイント
✅ 自治体開催(無料が多い)
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市区町村のHPで「両親学級」「パパママ教室」などで検索
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保健センターや母子手帳配布時に案内あり
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予約制が多く、すぐ満席になることもあるので注意!
✅ 民間主催(有料だけど内容が濃い)
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ベビーグッズメーカーや産院が開催
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オンライン対応の講座も増えてきている
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オススメ:ベビカム、産前パパ講座(NPO法人など)
おわりに|「一緒に学ぶこと」自体が最高のサポート
プレパパとして何ができるか、完璧にわかっていなくても大丈夫。
でも、**「知ろうとする姿勢」「一緒に学ぼうとする気持ち」**は、確実に伝わります。
僕自身、両親学級に参加してから、夫婦の会話が増えました。
「育児ってチームなんだな」と心から思えるようにもなりました。
これから出産を迎えるすべての夫婦に、両親学級、心からおすすめします!